チューンナップの作業工程
-是非職人技を肌で感じてほしい-
2台のマシンで作業します.(手前マシン1 右 マシン2)
  
◆手作業の秘訣は力を抜く事です。特にスクレーピング ファイリング
                     フラッターの作業では重要です。
1 荒削り(リペアー)
フラットチェックします。特に悪い時は手作業で荒削りします。
深いキズは、HOT JETにより、P-TEXを溶着させて補修します。(溶着とは両方の表面だけ溶かし着ける技術)
サンディングは、正確なフラットが出ないので、出来るだけ使用しません。
                 
      
 フラッター鋭角刃で削ります。                 リペアは HotJetによりP-Texの溶着です。
     ↑フラッター(鋭角刃)は熟練が必要です。良く研いだ刃で 軽くこするようにすると
      傷つけず よりフラットになります。
2 フラット出し
ストーンマシンにて、フラット出しを行います。
かなりの回数をかけることでフラットにします。この時エッジのたれも修正します。
      
          
3 サイドエッジ
ボーダーカット、エッジのかけ焼きを直し、指定角度に削ります。
ボーダーカット  
           



                         
(左から)プロ用ボーダーカッター,HOLMENKOLカーブエッジ+メタル替刃,クンツマンレーシングコンビ,TOKOボーダーカッター
指定角度に削ります
      
        
  いきなり仕上げファイルでは正確な角度になりません。
          
               
       波目・単目・ワールドカップファイル              サイドエッジ用ファイルガイド
       を順番にかけていきます。
                     左から、  90°89°88°87°86°
4 ストラクチャー
ストーンマシン1でフラット出しをしたスキーに指定のストラクチャーをストーンマシン2で入れます。
 
5 ベース仕上げ
仕上げ用ファイルの後、フィニッシュストーンで仕上げます。    
    
           
  ベースファイリング(ベースエッジ調整)          ストーンによる調整
   
  ダイヤファイルによるベースエッジ仕上げ
6 サイド仕上げ
さらに、仕上げファイル(細目)をかけます。フィニッシュストーン、ダイヤモンドファイル等で
バリ取り、エッジ面を仕上げます。
             

 
  
  各種 ストーン・ダイヤファイル


サイドサイドエッジサイドサイドエッジ仕上げ

7 WAX
クリーニングした後に、お客様御指定のWAXをかけます。
     
8 スペシャルチューン(さらに滑走性・キレを求める方に)
ベースにスクレーピング、ソフト ハードブロンズ等 ブラッシングを繰り返します。
エッジは、ダイヤファイル、アルカンスストーン等による
面出しとセラミック(プロエッジフィニッシュ)仕上げを行います。
スクレーピング・ブラッシング
       
  スクレーピング                        ソフトブロンズブラシによるブラッシング       
  
使用するブラシ
写真は
デモ用スペシャルチューン 中目 ダブルクロス WAX HOLMENKOL αMIX

ブラッシングのみでここまで黒光りします。


エッジ仕上げ
              
9 サーモバック加工
WAXを厚塗りしたスキーを2時間暖め、1時間かけて冷まします。
ブラシングスクレーピングを行います。

 1WAXコース
  同じWAXを2回繰り返し、サーモバックをかける。(柔らかめのWAXが良い)

 2WAXコース
  柔らかめと少々硬めの2種類のWAXを4回繰り返します。


共に、WAXはメーカー御指定可能でございます。